ぺんてる オレンズ/pentel orenz XPP502-G/XPP503-G
・ここ数年のシャープペンシルの流行のジャンルに「芯の折れないシャープペンシル」があります。各メーカーが工夫を凝らした「芯の折れないシャープペンシル」はそのメインターゲットである中高生を中心に人気を集めているようです。今回はその火付け役(?)であるorenzを紹介します。
△ぺんてる オレンズ/pentel orenz
サイズ:全長145mm×最大径Φ8.7mm
重量:10g
芯径:0.2、0.3、0.5
カラーバリエーション:
(0.2,0.3)ブラック、イエロー、ピンク、スカイブルー、ホワイト
(0.5)チェリーレッド、ミントグリーン、ピーチピンク、ソーダブルー、ベリーパープル
※0.2のレッド、ブルー、グリーンは製造中止
・各メーカーが様々なギミックや機構で芯が折れることを防いでいますが、このorenzはある意味異質なアプローチで「芯の折れないシャープペンシル」を実現しています。それは"そもそも芯を出さずに書く"という方法です。
△口金
芯が折れない仕組みの要はこの口金にあります。芯をほとんど出さない状態では筆記感に影響しそうですが、その点はガイドパイプの先端を滑らかに研磨することで書き心地が悪くならないようになっています。またガイドパイプはスライド式なので、芯の減りに合わせて動くようになっています。
△グリップ
先端に向かって細くなっています。
△クリップ
ちょっと変わった形のクリップです。軸から取り外すことは基本的にできない仕様です。
△ノックキャップ
ぺんてるお馴染みのキャップです。
△
0.2mmモデルにはクリーナーピンがついています。
△チャック(0.2mm)
〈感想〉
初めて触れたときは0.2mmが物珍しいだけで、大して書きやすいと思えませんでしたが、芯をB~2Bに変えたことで随分と書きやすくなりました。0.2mmという唯一無二の芯径は勿論魅力ですが、芯を出さずに筆記できるように研磨されているガイドパイプ先端など、ぺんてるの丁寧さが感じられます。デザインもいわゆる中高生向けではなく、シンプルに万人向けで好感がもてます。
△最近発売した0.5mmモデルに折れやすいカラー芯を使うのも面白いです。”芯を出さない”orenzだからこそ出来ることだと思います。