ぺんてる オレンズ ラバーグリップ/pentel orenz rubber grip
あれだけ降り積もった雪もすっかり溶けて、少しずつ春を感じられるようになってきましたね。さて、気づかれている方はいないと思いますが以前の記事でお伝えしたとおり、ブログの一部の記事が整理されて見られなくなっています。申し訳ありません。
前回の記事でorenzを紹介しましたが、今回もorenzです。
△ぺんてる オレンズ ラバーグリップ/pentel orenz
サイズ:13×11×145mm
重量:11g
芯径:0.2,0.3
カラーバリエーション:オレンジ、ブラック、ホワイト
発売日:2015年
’’芯の折れないシャープペンシル’’orenzのラバーグリップタイプ。残念ながら数年前に生産終了。廃番になったのは割と最近なのでまだまだ店頭で見かける。
△口金
orenzメタルグリップと同じもの。
△グリップ
軸に対してやや太めのグリップ。中央が膨らんだ形状です。
orenzシリーズ共通の輪状の溝が入っています。
ラバーグリップの中でも比較的ベタつかない素材。
△クリップ・ノックキャップ
orenzシリーズ共通
△チャック
△分解
〈感想〉
前述した通りラバータイプは発売して間もなく生産終了してしまったorenzの中でも短命だったシリーズです。"芯の折れないシャープペンシル"orenzが欲しいと思ったときに、多くの人はあえて100円高いラバーグリップを選ばないのかもしれません。
ラバーグリップが苦手な自分でも、このペンはベタつかず持ちやすかったので割と気に入っていたのですが…。(学生時代は手書きの記録が多かったのでお世話になりました)
ぺんてる オレンズ/pentel orenz XPP502-G/XPP503-G
・ここ数年のシャープペンシルの流行のジャンルに「芯の折れないシャープペンシル」があります。各メーカーが工夫を凝らした「芯の折れないシャープペンシル」はそのメインターゲットである中高生を中心に人気を集めているようです。今回はその火付け役(?)であるorenzを紹介します。
△ぺんてる オレンズ/pentel orenz
サイズ:全長145mm×最大径Φ8.7mm
重量:10g
芯径:0.2、0.3、0.5
カラーバリエーション:
(0.2,0.3)ブラック、イエロー、ピンク、スカイブルー、ホワイト
(0.5)チェリーレッド、ミントグリーン、ピーチピンク、ソーダブルー、ベリーパープル
※0.2のレッド、ブルー、グリーンは製造中止
・各メーカーが様々なギミックや機構で芯が折れることを防いでいますが、このorenzはある意味異質なアプローチで「芯の折れないシャープペンシル」を実現しています。それは"そもそも芯を出さずに書く"という方法です。
△口金
芯が折れない仕組みの要はこの口金にあります。芯をほとんど出さない状態では筆記感に影響しそうですが、その点はガイドパイプの先端を滑らかに研磨することで書き心地が悪くならないようになっています。またガイドパイプはスライド式なので、芯の減りに合わせて動くようになっています。
△グリップ
先端に向かって細くなっています。
△クリップ
ちょっと変わった形のクリップです。軸から取り外すことは基本的にできない仕様です。
△ノックキャップ
ぺんてるお馴染みのキャップです。
△
0.2mmモデルにはクリーナーピンがついています。
△チャック(0.2mm)
〈感想〉
初めて触れたときは0.2mmが物珍しいだけで、大して書きやすいと思えませんでしたが、芯をB~2Bに変えたことで随分と書きやすくなりました。0.2mmという唯一無二の芯径は勿論魅力ですが、芯を出さずに筆記できるように研磨されているガイドパイプ先端など、ぺんてるの丁寧さが感じられます。デザインもいわゆる中高生向けではなく、シンプルに万人向けで好感がもてます。
△最近発売した0.5mmモデルに折れやすいカラー芯を使うのも面白いです。”芯を出さない”orenzだからこそ出来ることだと思います。
ZEBRA/ゼブラ SL-F1 ST
ZEBRA/ゼブラ SL-F1 ST
サイズ:全長(最小)105mm(最大)134mm×Φ10.1mm
重量:25.9g
カラーバリエーション:ネイビー、ピンク、ライトブルー、白、銀、黒
リフィル:F-0.7
ゼブラのコンパクトなボールペン。携帯時は小さく、書くときは普通のボールペンと同じようなサイズで使えます。軸全体が金属製で結構重みがあります。
ちなみにこれより少し小さいタイプでSL-F1 miniというものもあります。
△収納時
105mmと手のひらサイズ。口金が少しマヌケな形です。
△使用時
134mmまで伸びます。間抜けだった口金もすっきり円錐形になりました。
一般的なボールペンとほぼ同じくらいの長さです。
△口金
収納時は先端が飛び出てペン先を覆い被すようになっています。
使用時はその部品が縮んでペン先が露出します。
△クリップ
結構大きめです。
△リフィル
miniのほうは4c規格が使えますが、こちらは独自規格です。
△同じくゼブラのM-301とどことなく似ている気がします。
〈感想〉
変わった機構の割には使いにくいということはないです。伸び縮みさせるときのスチャっとはまる感覚も小気味良いです。
ブログ開設日(1/18)
ブログ開設日(1/18)
1/18はこのブログの開設日です。なんとなく「日々文具」というブログ名で始め、いつの間にか
3年目です。あまりにも更新頻度が低いのでこっそりと「時々文具」に改名しましたが。
そこそこやってると段々と惰性になってきて、真新しさがなくなってしまっていますが、もう少しつづけたいとは思ってます。
今年の目標としては
・毎月最低限1つ記事を更新
・ブログ全体の整理
この2本でやっていきたいと思います。それに伴い一部記事の内容が変更されたり、記事そのものが非公開あるいは削除される可能性があります。
今後もゆっくりマイペースですやっていくつもりですので、お付き合いいただければ幸いです。
おまけ
LOFT×学研ステイフル 学生to 科目別シャープ
しばらくぶりの更新です(いつものことですね)今年はカメラを買い換えたのでブログ更新もがんばろうと思っていましたが、マクロレンズを買ってから……なんて考えていたら更新のタイミングを失ってしまいました。
さて、長い前置きはこの辺にして今日のペンです。
△LOFT×学研ステイフル 学生to 科目別シャープ
発売日:2017年10月ごろ
サイズ:長さ140×Φ11mm
芯径:回転式0.3/0.5mm
価格:480円
このペンはLOFTと学研ステイフルのコラボ商品で、ロフト限定販売となります。
ビジュアルはチープですが、このペンは0.3、0.5mm二種類のシャープペンシルが使える面白い多機能ペンとなっています。
かつてrotringやプラチナが0.3、0.5、0.7mmのシャープペンシルが使える多機能ペンを販売していましたが、そのどちらも廃番となってしまいました。
△0.3、0.5mm使用時
回転繰り出し式で二種類の芯径を使い分けることが出来ます。商品名の通り授業科目によって芯径を使い分けたい学生さんをターゲットにしているようです。
△左回転で0.5mm、右回転で0.3mm
△口金~グリップ
クリアな樹脂にラバーグリップ。とても安っぽいです。
△クリップ
△消しゴム
△分解
△パッケージ
〈使用感〉
お察しの通り使いづらいです。多機能ペンのシャープペンシルにありがちなぐらつきと不安定な筆記感が顕著です。しかしながらこの手のペンに書きやすさを求めるのは間違っていて、二種類の芯径を使えるシャープペンシルが現行品で買うことが出来る……それだけで十分だと思います。(メーカーの思惑には反しますが)
数年ぶりにカメラを買い換えた話とカメラの思い出
久々の更新で文房具の話題じゃないので申し訳ないのですが、今回は雑記です。
タイトル通りカメラを新しくした話と思い出話なので、特にためになるレビューや有益な情報は載っていません。(文房具系のブログを名乗っておきながら好き勝手も良いところですが)
さて、自分の数少ない趣味のひとつにカメラ(写真撮影?)があります。使っているカメラはそこそこ古くて、PENTAX K100D superという入門機です。
△PENTAX K100D super
このカメラは、もともとカメラを趣味にしていた兄に勧められて購入しました。(確か2008年5月頃だったと思います)
当時義務教育中だった自分にとっては高額な買い物で、少ないお小遣いとお年玉を合わせても足りず、兄にお金を借りて購入しました。
次に購入したカメラは同じくPENTAXのコンパクトデジタルカメラRS1000でした。セールで安く購入した覚えがあります。
△PENTAX RS1000
今触るとAFを含むあらゆる動作が遅くてひどいものですが、一眼レフを持ち込みにくいシチュエーションでは役立ってくれました。デザインだけは今でも好みです。
話はK100Dに戻りますが、2008年に購入してからなんと9年もの間(!)使い続けていました。我ながら驚きです。まさか中学生が社会人になるまでの間使うとは…。しかもキットレンズ一本です。
これだけ書くと1つのものを大切に使っているようですが、単純にお金がなかったんです。学生ですし。このブログの写真もほとんどK100Dで撮られたものです。
そんな思い出いっぱいのカメラをつい最近買い換えました。どうしても古くて、バッテリーの接触不良や、本体のごみの映り込みなど、実用が厳しい状況になっていました。
そこで、今年の9月23日に買ったのがOLYMPUS OM-D E-M5 MkⅡです。ミラーレスカメラですね。
△OLYMPUS OM-D E-M5 MkⅡ
一眼レフカメラからミラーレスに変えた理由は
・小さくて持ち出しやすい
・デザインが好き
これだけです。
ミラーレスがカメラの中でも中途半端な存在であることも知っていましたし、デメリットもある程度理解していましたが、それでも好みのデザインのカメラを使いたかったのです。高い買い物にも関わらず、下調べもそこそこに買ってしまいましたが、流石に十年前の機種とは段違いです。新しいゲームを買ってもらった子供のように毎日触って楽しんでいます。何よりこのコンパクトさが良いですね。手軽にパシャパシャ撮ってます。今後はこのブログでも活躍してくれるでしょう。また9年…は難しいと思いますが、たくさん使っていきたいです。
△
単焦点レンズも初めて買いました。
最後に撮った写真をいくつか。
CARAN d'ACHE 888 Infinite/カランダッシュ 888 インフィニット(シャープペンシル)
すっかり数ヶ月に一回の更新ペースになってしまいました。
今回はスイスのメーカー、カランダッシュの888インフィニットというペンを紹介します。
このブログでカランダッシュの製品を紹介するのは初めてかと思います。
スイスのメーカーですが”カランダッシュ”はロシア語で「鉛筆」という意味だそうです。
個人的にカランダッシュといえば高価なエクリドールや多くの限定品が存在する849シリーズなどが真っ先に思い浮かびますね。
△カランダッシュ 888 インフィニット
888は比較的最近発売された商品で、カランダッシュの中では手に取りやすい価格と幅広いカラーバリエーションが特徴です。
長さ:約141mm
軸径:約11.5mm(最大)
重量:約21g
メーカー名が鉛筆ということで、カランダッシュの商品の多くは鉛筆のように六角形になっています。この888も同様です。
△口金
結構大き目の円錐形の口金です。軸の樹脂に対してこちらは金属製でペンに程よい重みをもたせています。
△クリップ
本体と一体成型になっています。大きめではさみやすいのですが、そのぶん筆記中手に当たりやすいです。
△ノックキャップ・消しゴム
ごく普通のストレートなキャップです。なんだかぺんてる製品でこんな感じのノックキャップ見たことあるような……。別物ですけどね。
△ロゴ
100周年の際に変更され、鉛筆モチーフの六角形のロゴになりました。
使用感としては大きな口金のせいで先端部が遠く感じられて違和感を覚えます。自分はペンの下のほうを持つのでなおさらそう感じるのでしょう。
長い時間書くよりもラフにささっと書くのに向いているように思いました。
以上です。