STAEDTLER 925 85 REG/ステッドラー 925 85 レグ
今回紹介するペンは廃番シャープペンシルのステッドラー 925 85 REGです。925 85という名前の通り925シリーズです。廃番になったのは2014年と比較的最近です。2005年にはグッドデザイン賞を受賞しています。また、925 25/35同様、日本製となっています。質感からOHTOが製造していたんじゃないかと思っていますが、実際のところどうなんでしょうか。
このペンは僕が中学生の頃、兄が使っている姿を見てすごく羨ましがっていた物です。見た目の格好良さや、変わった機能に心惹かれたのでしょう。当時は金銭的に買えず、いつの間にか廃番になってしまったのですが、つい最近見つけたので、迷わず購入しました。
△STAEDTLER 925 85 REG/ステッドラー 925 85 レグ
参照:分度器ドットコム
23グラムということで持った印象はずっしりとしています。重たいと言っても特別低重心というわけでもなく、重心は真ん中よりやや下、といった感じです。
△グリップ
多くの製図用と同様、ローレット加工が施されています。同じ925シリーズの925 25/35のような粗いローレットではなく、滑らかなローレットです。滑らかといっても滑って持ちにくいというほどではないです。パッケージには「使いこんだフィーリング」と表現されています。
△口金
製図用では珍しい円錐型です。僕は無骨な感じがしなくて好きです。
△クリップ
マルスマークの刻まれた丸みを帯びたクリップです。外そうと思えば外せそうですが、基本的には外さずに使う物だと思います。
△ノック部
製図用らしく、芯径と硬度表示窓があります。このメカメカしい歯車のような意匠が男心をくすぐるデザインですね。ステッドラーの現行品は硬度表示窓が軸にあるので、ノック部にあるのは日本製らしいですね。硬度表示は2B、B、HB、F、H、2Hです。
△ノック部
ノック部はここまで分解できます。これだけで楽しいです(笑)
△regulator
このペンの最大の特徴である芯繰り出し量調整機能です。名前のREGはregulatorから取ってあります。REGは一回のノックで繰り出される芯の長さを調整することができ、regulatorはその繰り出し量を表示しています。丸で囲ったダイヤルを回して調整します。
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芯の繰り出し量を0.1〜2.0mmまで調整することができます。この機能が必要かと言われると、正直便利ってわけではないのですが、こういう無駄な機能はいじりたくなりますね。
ちなみに繰り出し量を調整できるペンは他にもOHTOのプロメカや、同じくOHTOで今年でたconseptionなどがあります。
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925 25と並べてみましたが、あまり似てませんね。
以上です。