鉛筆図鑑〈STABILO〉
STABILOの歴史
スワン・スタビロ社は1865年、ドイツ・ニュールンベルグで25人の鉛筆製造職人を有する鉛筆メーカーとしてスタートしました。
”Schwan-Bleistift-Fabrik” (スワン鉛筆工場)と名付けられたその会社は、その後、世界的な大成功をおさめ、以来、次々と開発された高品質でユニークな鉛筆はスワン・スタビロ社をステーショナリー業界のリーダーとして、その地位を不動のものとしています。
現在は ”Schwan-STABILO Schwanhäußer GmbH & Co.KG” と名を変え、1996年にグループ会社へと転向しました。2000年の会計年度には、2800人近い従業員を抱え、400億円以上の総売り上げ誇るまでに成長したのです。
ユニークかつ斬新な製品開発に対する挑戦は、常にグループの知的財産たる存在です。現在でも伝説的に語られる例のひとつ、コピーイング鉛筆は、1875年に市場に登場しました。
1971年の、蛍光ペン ”STABILO BOSS” 発売に関しては、最早多くを語るまでもなく、この ”reading pen” は、現在でも世界一のシェアを誇る蛍光ペンとなっています。
6003 GREEN Graph グリーン鉛筆
ストライプデザイン。持った感じは非常に軽い。
スペック
・硬度:HBのみ
・サイズ:175mm
・重量:不明
・軸:六角形
・消しゴムの有無:なし
282 OthelloPencil オテロ鉛筆字消しなし
濃い緑とターコイズのストライプデザインに加え、天冠が赤という派手めなデザイン。シルバーの刻印も相まって、少し毒々しい印象。STABILOの現行品の中では一番硬度幅がある。
スペック
・硬度:10段階(4H、3H、2H、H、F、HB、B、2B、3B、4B)
・サイズ:175×Φ7mm
・重量:不明
・軸:六角形
・消しゴムの有無:なし
285 Opera Pencil オペラ鉛筆
あずき色と白のストライプデザイン。
スペック
・硬度:3段階(HB、B、2B)
・サイズ:175×Φ7mm
・重量:不明
・軸:六角形
・消しゴムの有無:なし
8008 All Graphite Pencil オール鉛筆
△PAPER・GLASS・PLASTIC・METAL
△天冠のスワンマーク
廃番品「Micro 8000」を彷彿とさせる真っ赤な塗装に、天冠のスワンマーク。それに加えて緑色のワンポイントがある。
Allという名前の由来
この鉛筆はAllの名の通り、紙以外の物にも書くことが出来る。それを主張するように本体には「PAPER・GLASS・PLASTIC・METAL」と刻印されている。黒以外にも色鉛筆がある。
スペック
・硬度:一種のみ
・サイズ:175×Φ7mm
・重量:不明
・軸:六角形
・消しゴムの有無:なし
micro288 "Exam Grade" Pencil イグザムグレード鉛筆
△HB
△2B
マットブラックの塗装に天冠周辺が赤。現行品の中では大人しめのデザイン。HBと2Bでは刻印が所どころ違う。また、HBの芯径が2.1mmに対して2Bは2.5mmと太くなっていて、公式では「マークシートに適した鉛筆」として販売している。
HBと2Bの微妙な違い
・刻印の色がHBは金色、2Bはシルバー
・品番の「288」や「Exam Grade」の刻印の位置
・硬度の表示
・赤と黒の境目の線が、HBは金で、2Bは白
・HBはSTABILOのロゴの横に®
・芯径がHBは2.1mmで2Bは2.5mm
スペック
・硬度:2段階(HB、2B)
・サイズ:175×Φ8mm
・重量:不明
・軸:六角形
・消しゴムの有無:なし
Micro8000(廃番品)
△天冠のスワンマーク
△旧デザイン
赤い本体に金の刻印、天冠のスワンマークが印象的な鉛筆。既に廃番となっていますが、画材店などに未だに残っていることもあります。旧デザインには「schwan - STABILO」と刻印されていて時代を感じます。
旧デザインとの比較
廃番の商品ですが、デザインの新旧があるので比較してみます。
・「micro」から「Micro」へ
・品番である「8000」の位置が変更
・旧デザインには「schwan - STABILO」と刻印されている。
・硬度のフォントと表示の仕方が変更
・刻印の向きが逆
スペック
・硬度:不明、少なくとも8Hまでは確認済み
・サイズ:171mm(非公式、管理人調べ)
・重量:不明
・軸:六角形
・消しゴムの有無:なし
※今後、追加・修正の可能性あり
※サイズなどのデータはSTABILO公式ホームページ参照。
※誤情報に関してはコメント欄で教えていただければ幸いです